2021年まとめ
2021/6/24 20:55更新
※まとめて書くと辛いのでちょっとずつ書いてます。
※ただの個人の感想なんだから何物にも囚われない、忖度しない、を目標に書いています。
1.The Bridge 〜歌の架け橋〜 (劇団四季)
高橋知伽江さんの構成の才能がヤバい。
コロナ禍において、ハングリーキャッツや初期に上演されたストプレの台詞を朗読する意味の重さよ。
劇団の歴史を、演劇の価値を背負っていくのだ、という心意気を感じた。
鈴本さんの異国の丘朗読が物凄かったので是非本編をやってほしい。
2.ラヴ・ミー・ドゥー‼︎ (梅棒)
推しの話。とても真面目な推しの話だった。
故に、まともに人を推すことができない、コンテンツの消費者にしかなれない自分がいかに近年のオタク像から外れているのかということを真面目に考えてしまい、熱中できない部分があった。
だからこそ、そういう関係性じゃないカラーギャング達というか、兄妹愛(観劇中はずっやとヤンキーカップルだと思っていてプログラムを読んだら兄妹だった)がめちゃくちゃ刺さってしまった。妹のためなら何をするにも躊躇しない兄と、ただ無邪気なだけだった妹と。でも妹は成長して、絶対やっちゃいけないことがあるということが分かって。そして兄はまだ分かっていないような気もして。これから成長するんだろうか。愛に見せかけた毒とかではなくて、狂ってはいるんだけどマジの愛だということだけは分かってなんだかめちゃくちゃ泣いてしまった。取り返しのつかないようなことにならずに、お互いのことがずっと大好きなまま生きていってほしい。どういう感想。
3.Fight For F (dynamize)
個別で記事を書きましたのでそちらで。
私が求めていた作劇の天才がここに現れました。
4.おしゃれ紳士×梅棒presents『The Story seen from the balcony オシャレ紳士と梅棒のベランダカラミルセカイ』(dynamize)
タイトル長い。
個別で記事を書きましたのでそちらで。
演劇の意味とは。まさにこの時見たかった作品でした。
映画の1がなんであのラストに落ち着くのか全く分からなかった。なぜなら吹き替え版の「ありのままで」の訳からはエルサがとてもスッキリして完全に振り切っているように読み取れたから。2を見たときの感想はそらそうよだった。
今回舞台版を見て、尺が伸びて曲が追加されたことで、エルサの心情がめちゃくちゃクリアになった。4年越しに「エルサはただアナと一緒にいたかった」ということが理解できた。その望みを叶えるための1のラストだったんだと。そしてやはり最終的には2に至らなければいけなかったのだと。あとレリゴーの訳も要所要所が変わっていてすごく腑に落ちるようになってる。ここまで分かるようになるとは思わなかったので正直驚いた。鐘に続き、良い舞台化なのでは。
あとBWのレリゴーで手袋とマントが超高速で吹っ飛んでいくのが面白すぎて何度も繰り返し見ては爆笑してたけど、四季版はすごく情緒的に飛んで行って感動。すごい。いい仕事してる。
竹内オーケンが全てを破壊した。ヒュッゲ。