記録

幻覚を記録する。

ピカイチ!(梅棒)

2017/7/13 18:50

【会場】Zeppブルーシアター六本木(六本木駅)

【すごい長い話】
※この記事では全て敬称を略させていただきます。

みなさん、梅棒って知ってますか。
知らない人は多分こんな記事読まないかとも思いますが、
もしかしているかもしれないので説明させてください。

梅棒とは
「ストーリー性の有る演劇的な世界観をジャズダンスとJ-POPで創り上げる、エンタテインメント集団。
「多くのお客様が感情移入し、共感、感動できるパフォーマンス」を信条に、「劇場型ダンスエンタテインメント」を提供」する団体です。
(公式HP引用:http://www.umebou.com/umebou)

とにかく、死ぬほど面白い団体です。死ぬほど。
そして、多分今一番勢いのある団体だと思ってます。
正にエンタメの最前線を走っているという言葉がぴったりです。
ずっと「いつか最低でも新感線規模にはなる」と言い続けています。

しかし、規模が大きくなるということは、基本的には変化することとイコールだと思ってました。

見たい人が増えればキャパも増える。
キャパが増えれば劇場のサイズが変わる。
そして劇場のサイズが変われば、やはり求められるものは変わってくる。
そういう物だろうと思ってました。

そして私は『GLOVER』を見たときに、それを物凄く感じました。
大規模な舞台装置、人間とロボットの争い・和解という大きなテーマ、美しい自己犠牲。
『風桶』を見たときに感じた「綺麗さ」が更に増強されたような感じ。
梅棒らしい暖かさや優しさ人間臭さバカバカしさももちろん残っていましたが、
それでも何となく「あ、商業に寄ったな」と。
作品としてのクオリティは最高だったと思いますし、号泣しました。
商業演劇が好きな私にとっては嬉しくもあり、
小劇場が好きな私にとっては少し寂しくもあり。
そうだよな、これがこの規模の劇場に求められるスケールだよなって、
そんなことを考えていました。

でもね、今回『ピカイチ!』を見て、
それは私の勘違いだったなって思いました。
必要に迫られて作風を変えたんじゃないんだ、って気付きました。

初見の時はびっくりしました。
まず三国志で先制攻撃をくらったというのは大いにあるのですが、
それにしても「あれ???予想してたのと全然違う?????」というのが正直な感想でした。
語弊があるかもしれませんが、なんというか、全然綺麗じゃない。
おもちゃ箱をひっくり返したように、とっちらかっている。
楽しかったのは楽しかったのですが、
あまりにも衝撃的過ぎて消化しきれなくて。
そして消化し切った頃「あ、この盛り沢山感を私は求めてたんじゃん」と気付いて、
元々は2枚しか持っていなかったチケットを3枚に増やしました。

高さのあるセット、客席降り、分かりやすい衣装のカラーリング。
作風を変えるのではなく、工夫によってキャパに作品を合わせる。
自分がどれだけ浅はかだったかを思い知らされました。
そして梅棒はどれだけ大きくなっても面白いものを見せてくれる。
そう改めて確信した公演でした。

以下、ただの覚書です。

・ぼよよんの音ハメに笑う
豪徳寺の顔芸がやばい
豪徳寺の足首がやばい
豪徳寺こんなに面白くて大丈夫か
・侯介の入試がしょうもなさすぎて可愛いし合格発表のときも可愛い
・惇が入学して野球やめちゃう→カテコで野球再開フラグで泣いた
・タバコ吸ってむせる惇と侯介のかわいさ
・惇と侯介の微妙な振りの違い、良い
・悪ぶっても基本爽やか笑顔の惇、良い
・教室に現れた超ベートーベンに机の上で土下座する惇、良い
・侯介と出雲君の仲直りのとき、超ベートーベンが無理やり握手させたところで100点満点の笑顔で二人と肩を組む惇、良い
・小春の面倒見てあげる鷹橋の姉御が格好よすぎて泣いた
・姉御、後半になるにつれてギャル度が上がっていく
・姉御はミーハーだけどミーハーを貫き通す男気がすごい
・小春ちゃん、見た目のかわいさと攻撃的なダンスのギャップ、良い
・小春ちゃんがかわいい
・惇は小春ちゃんを幸せにしてあげてほしい
・姉御は侯介の面倒を見てあげてほしい
曹魏が横一列に揃って踊るところの格好良さが圧倒的すぎてやばい
・まずいことが起きたときに「ごきげんだぜっ!」って言うと元気になれる

道玄坂の顔芸がやばい
豪徳寺の真似する道玄坂かわいい
・表情がくるくる変わる道玄坂かわいい
・出雲君はパーカー着てるしヘッドホンだしメッシュ入ってるしクール系不良っぽいのに友情に熱いし人目を盗んでピアノを弾くしどこの少女漫画から出てきたんだよ
豪徳寺が座った机の匂いを嗅ぐ出雲君どうした
・決戦で豪徳寺にお握り差し出して受け取ってもらえず落ち込む翼くんは世界で一番かわいい
・翼くんと忠次郎のペアで世界が平和になる
・孔雀丸はこの世に存在する諸葛孔明の二次創作の中で一番好き
・孔雀丸の歩き方がスタスタしててかわいい
・忠次郎「さよなら」か「ありがとう」って口パクしてた?一回しか見えなかったけど号泣
・忠次郎「後悔に襲われるよ」の表情がやばい
・教室にいる忠次郎がかわいい
・超ベートーベンはどう見てもギャグキャラなのにロングコートが似合いすぎるし格好よく見える遠藤さんマジックがすごい
・出雲君と超が学園で起きる事件を解決していく漫画がジャンプで連載されている気がする
・超が親指を立ててピアノの影に消えていくところで「あ~~~~~~~~~(´;ω;`)」って泣いた
・雲子さんのスリッパではたかれたときのリアルなリアクションがすごい
・雲子さんの動きが全体的に幼児みがあってかわいい
・雲子さんは笑うととてもかわいい
・最後個室に消えていくとき手を振り返さざるを得ない
・浅香さんの孫尚香みがやばい
・結局のところ浅香さんがヒーローなんだよ

・孫八君の表情は本当に上手からしか見えないけどとても良い顔してた
・孫八君のユニフォームの長さがおかしい
・孫八君は不器用だけど本当に良い奴なんだよ
・鼻をこするキャラの美周郎
ID野球の申し子なのに色仕掛けに引っ掛かるなどわりとアホな美周郎
蒙古斑先生に尻をパーンッ!って叩かれる美周郎
・黄太の右手の狐は勝手に校歌を歌う
・黄太の意思と関係なく動くからミギーとかなのかもしれない
ムーンウォークする不審者はKENZOさん?
・客席にも「ウルトラソウルッ!」をレクチャーしてくれる黄太は良い子
・野球部にいる先崎君を見ていると呂布に居場所が見つかったようで嬉しくて泣いてしまう
・カジュアルに裏切る先崎君の呂布感が大好きで何かやらかすたびに笑わざるを得ない
・何にしろ先崎君が美しすぎる
・総合的に見て孫呉が一番アホです

蒙古斑先生はずるい
・一色さん、ダンスの人じゃないのにどうなってんだ
・VS忠次郎の蒙古斑先生を見たとき、なぜか頭のなかにHUNTER×HUNTERが浮かんだ
・蝉時雨先生が本当に美しくて好き
・蝉時雨先生と先崎君のリフトどうなってんだ
・戦ってる蒙古斑先生と忠次郎の後ろでロッカーに頭を打ち付けて痛がっている蝉時雨先生に気付いて爆笑
・校長の指揮から感じるいつか見たサルの物真似み
・日々進化していくミニセグウェイ扱いがすごい
・いじめっ子に仕返ししにいく忠次郎のお母さんのズラが取れたのは演出なのかと思ってたら事故だったけど演出なのかと思うぐらいリカバリーが見事だった

・開演前アナウンスの早瀬さんがかわいい
・ナレーション(ザンさん?)の東北訛りがすごい完成度