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記録

主に観劇の記録。

マジックショーからの脱出(SCRAP)

2017.1.22

マジシャンの晴吉(@hal_kichi808)さんからのご紹介で初めて行ってきました。
リアル脱出ゲーム。

もうすっかり新しいエンタメの形として定着した感がありますが、
受動的に楽しめるタイプのエンタメの方が楽でいいなとか、
いきなり知らない人と協力して謎解きなんて無理ゲーだろとか、
色々と言い訳をしてずっと二の足を踏んでいたのですが、
本当に行ってよかった。
これは凄い。流行るわけだ。

「何も考えず必死にゴールに向かって走る」って、
こんなに楽しかったんだ。
と思いました。

そういえば、学生時代は常にそんな感じでした。
卒業も引退もすぐ目の前にあったから、
常に狂ったように走ることができた。

でも社会人になるとそうもいかない。
もちろん終わりはあるけれど、あまりにも先すぎるし、
そもそも自分で終わりの形を考えるところから始めないといけない。
それは楽しいことではあるんだけれども、
学生の頃のように熱狂している場合ではない。

大袈裟と思われるかもしれませんが、
私はゲーム中この学生時代の感覚を思い出しました。
そして多分そういう人が多いからこそ、
20代~30代にリアル脱出ゲームが浸透したのかなとも思いました。

これをビジネスにしたSCRAPさん、凄い。
凄いよ。
そしてこの新しいエンタメに出会わせてくれて、
素晴らしいマジックを見せてくれた晴吉さん、
ありがとうございたした。
マジックも凄かったし、Yシャツの裏地が本当にお洒落でした。

どうしたらこのエンタメに勝てるのか、
持ち帰ることができる部分が無いか、
リフレッシュした頭でゆっくり考えたいです。

2016年まとめ

※劇場で見たもの

 

2017/1/1 0:32

タッチタイピングができないレベルになってきたので元気になったらまた書きます。

2017/1/4 20:53

元気になったので一部修正しました。

 

1.OMG(梅棒)

ダンスのみでストーリーを綴る梅棒の第5回目公演の一つ目。

ダンスのみっていうと「お洒落な感じなのかな?」と思ってしまいますが笑って泣けるエンタメ爆弾です。

普段演劇とかミュージカルとかしか見ない人にもおすすめだし、逆にダンスしか見ない人にも良いのでは。

詳しくは個別で記事を書いたので、そちらで。

とにかく最高に楽しかった。観劇初めがこれで本当に良かった。

 

2.Love Bags(地球ゴージャス)

登場人物(虫)が多い上に一匹ずつ衣装が違うから絵面の豪華さがえげつないです。格好いい。

OPのトップオブザベストの振り付け、好きだなぁ。踊りたくなります。

前半は虫版CATSですが、後半からどんどん物語の核心が見えてきます。落とすなぁ。やっぱりあの日の事はいつまでも創作に大きい影響を与え続けるんだろうなと。

櫻子さんが可愛いかった。でも羽虫のくだりでの涙を返して欲しい。そして城田さんがここまで面白いとは知らなかった。

殺陣はもう少しスピード感がほしかったかもしれない。反戦メッセージは直接言うんじゃなくて、滲み出すような形にしてほしかった。

 

3.風桶(梅棒)

ダンスのみでストーリーを綴る梅棒の第5回目公演の二つ目。

初の時代劇ということで、どんな感じかと思ったけど、いつもの梅棒の中に新鮮さがあって凄くよかったです。

群像劇っていいなぁ。皆が少しずつ変化していく様子が愛おしかった。一人一人のドラマが動きと表情からがっつり伝わってきて、もっと色んな席から見たかったなと思います。前方上下センター、後方上下センターで合計6回ぐらい見ておくべきだった。

劇場を出たときに「明日も頑張ろう」って思えるような素敵な演目でした。走り出す力が欲しいときはバカ者よ大志を抱け、踏ん張らないといけない時はアンビリーバーズ聞いてます。

 

4.空転劇場Vol.5「空間の共有」

オムニバス形式でパフォーマンスをするイベントです。色んな演目見られて面白かったです。現代舞踊とか、なかなか見に行く切っ掛けがない。コントーションが物凄かった。格好よかった。あれは自然と歓声が出てしまう。

コルセ、京太郎さんの肉離れは残念だったのですが、元子役と声優の力が垣間見えてお得な気分でした。

 

5.MIKA@NHKホール

ピアノから飛び出た紙テープがバトンにひっかかり焼ける焼けると心配していたんですが、途中でLEDだということに気付きました。

セットリストがよかったなぁ。

MIKAが格好いいのはもちろんなんですが、バンドさん達も多才で凄かった。照明がめちゃくちゃ綺麗でした。

 

6. パフォーマーインザダークvol.9

どうしてもひこひこさんのアニーが見たくて仕事帰りにくっそ走りました。もう前説から面白かったしヒッティングマーチで死にました。お客さんを世界観に巻き込むのが本当に上手い。
あと、加納さん、すごい。すごい人に出会ってしまったと思いました。あのネタ、外ではやってくれないんだろうか。スケジュールを調べようとしたら公式HPが全く更新されてなくて泣きそうになりましたが、高円寺で再会できました。喋ってみたらとても優しいお姉さんでした。

 

7.オペラクラブマクベス(こんにゃく座)

久しぶりのこんにゃく座。

音楽がいいのはもちろんなんですが、戯曲もいい。

マクベスって誰にも感情移入できず不完全燃焼で終わる場合が多いんですが、これは違いました。入れ子構造が効いてて、気付いたらなんとかあのおじさんを勝たせてやりたいと思っている自分がいました。

マルカム役の島田さんが面白すぎて速攻TwitterをフォローしたらTwitterも面白くてすごいと思いました。あとブログも面白くてすごいと思いました。

 

8.不思議の国のアリス(サムライ・ロック・オーケストラ)

これも個別で記事書きました。

サーカスとか長時間になると飽きてしまう質なのに全く飽きなかったし、むしろあと2時間ぐらいやってほしかった。

ハイレベルな大人が、子どものために全力で作り上げるパフォーマンスって最高に面白い。

 

9.乱鶯(劇団☆新感線)

個別で記事書きました。今までの新感線の中で一番好きです。とても王道のお芝居。

勝之助みたいになりたい。

 

10.TARO~Shall We TARO?~

2.5次元寄りのものを初めて見たんですが、なんか知ってる役者さんがやたらといっぱいいて面白かったです。

楢木さんとIYO-Pさんの老夫婦かわいかったです。体張るなぁ。

そして今人さんの猿があまりにも猿で凄かった。あれは完全に猿。

岡崎さんのダンスが流石のダイナミックさで小屋に収まってない感じに笑ってしまいそうでした。

 

11.最高はひとつじゃない2016 SAKURA

ラップでミュージカルってどうなんだろうと思ったんですが、めちゃくちゃ格好いいし、泥臭いし、よかったです。

一部耳がついていかず悔しい思いをしたので、脚本買って帰りました。日本史専攻でよかったなと心から思いました。

本業が役者じゃない人がやるからこそのふんわりした空気を、周囲の役者さんたちががっちり固めてる感じ。

もうちょっと早めに一回見て、リピートすればよかった。

ヨシノ君に感情移入してボロボロ泣いた。まだ舞台見たこと無い高校生とかに見せたい。

野田さん格好よかったです。

 

12.私を楽屋に連れていって(劇団S.W.A.T!)

ナツ子さんがすごい面白かったというので渋谷駅をダッシュで駆け抜けて行ってきました。乗り替え、遠すぎる。

ある劇団の公演で主演女優が逃亡し、急遽引退した仲間を実家から呼び戻す話。

口立てで作ってるだけあって、なんだかその役者さんの口からその台詞が出るのがとても自然な感じがしました。

舞台セットが面白かった。

舞監さんと演助さんが、こういう人いる・オブ・ザ・いるでした。

マリカほんと好き。

 

13.さよならブルマー(あサルとピストル)

笑った。死ぬほど笑った。

下ネタに一切耐性が無い人には勧められないけど、逆に言うとそれ以外全ての人にお勧めしたい。

多分、舞台とか好きじゃない人もこれなら見られるんじゃないだろうか。

ブルマーをテーマにした短編を何本かやるんですが、何にしろ三浦さんの芸風が広すぎて、全く飽きが来ません。最初から最後まで大興奮。

前半と後半でネタが入れ替わっていたようで、私の見ていない前半につかさんっぽいネタがあったようです。見たかった。死ぬほど見たかった。

 

14.エクウス(劇団四季)

馬が大好きだった少年が、6頭の馬の目を刺してしまった理由を探っていくサスペンス風味のストーリー。

ステージシートでよかった。傍聴席にも見えるけど、あれは完全にボクシングリングを囲む客席でした。アラン少年と精神科医ダイサートのぶつかり合いがあまりにも激しく、見ていてつらくなり、「もういいよ!!!」ってタオル投げたくなる。

アランが不意に見せる穏やかな表情に安心してしまう自分もまたアランを正常に戻そうとする残酷な大人なのだと思って涙が出ました。

横井さん、本当に凄かった。

劇団四季、ストレートプレイもまだまだ行ける。

 

15.Music Theater「Express」

まず元ネタのミュージックビデオに出会えたことに感謝。号泣しました。

舞台でもその後を描くのかと思ったら、ストレートに銀河鉄道の夜でした。

聡明なだけでなく、明るく元気なカンパネルラ像がとても新鮮に感じました。

「殴ってもいいかな」可愛かった。等身大のカンパネルラでした。うん。

本当にストレートな銀河鉄道の夜でした。綺麗だった。

しかし私の好みとしては、もうちょっと遊びがあった方がよかったかも。ストーリーが二つ同時に展開するので、どうしても余白が減ってしまう。

しかしあの生演奏とコーラスで大好きな原作の舞台を見られたのは幸せでした。

ラストシーン、よかったなぁ。

 

16.BLUE DESTINY ~act ZERO~

なんでこの状況になってるのか気になる事が多すぎて見ている間気になる事がどんどん積み重なって前作見なきゃと思ったけどよく考えたら前作は未来の話でした。これの過去の話もちゃんと来るんですよね!?

衣装がいいです。軍服最高。

あのスペースであの早さの殺陣はやばいと思いました。

あと藤波さんがなんかエロくてきんととのチケットを取りました。

 

17.ガンバの大冒険(劇団四季)

児童文学とは思えないほどハードボイルドな児童文学、冒険者たちが原作。

とにかくバタバタ死ぬ。そして死んでも感傷に浸らないというイメージがありましたが、舞台にするとやっぱり見えなかったものが見えてきました。

間とか表情とか、大事。

人(ネズミ)のために怒ることができる人(ネズミ)は格好いいなぁ。

分部さんと小林さん両方見ましたが、分部さんの方が優しく(ファミミュっぽく)て、小林さんの方が熱い(原作っぽい)気がしました。オイボレとボンヤリが死んだ後の「みんな聞いてくれ」台詞一つでも全然違う。両チーム見てよかった。柏谷さんが戻ってきてくれたのも嬉しかったです。

 

18.マンマ・ミーア!(劇団四季)

今年のマンマは何だか重い。非常に重い。

ABBAの曲メインでストーリーはオマケ(でもスリッピングスルーマイフィンガーで泣く)というのがマンマに対する印象だったんですが、今回は女性の葛藤の物語がよく見える。なんといっても、光川さんのドナが重い。そこにくそ真面目で少し臆病な田邊さんのサムが追い討ちをかける。見ていてこんなに潰されそうになるマンマは初めてでした。

ハッピーエンドが引き立ったなぁアワーラストサマーとダズユアマザーノウが無かったら途中で潰れて死んでたと思います。

高倉さんのターニャがやたらとチャーミングで普通に結婚してほしいと思いました。

 

19.雑種 花月夜(あやめ十八番)

島田さんがご出演されると言うことで見に行ったのですが、なんでもっと早くこの劇団と出会わなかったのだろうと後悔しました。本当に悔しい。面白すぎました。

まず出だしの楽隊からしてめちゃくちゃ格好いい。

そしてちゃんとミュージカルでした。新しい形のミュージカル。胸を張って、これが日本発のミュージカルです、と言えるようなミュージカル。

ミュー研の時間軸から始まるから歌が入ってきても違和感がないし、吉田さんの音楽がとても日常にマッチしているのでお団子屋さんの時間軸でも突然歌い出した感がない。役者さんたちの力量によるものも大きいと思います。発声が自然。

私、いくら上手くても「歌うぞ、歌うぞ」という感じで歌い出すミュージカル役者さんがあまり好きではなくて、その点この舞台の役者さんたちの歌はとても聞きやすかったし、楽しい気持ちになりました。

ストーリー自体は普通の日常の話なのに、ミュー研の劇中劇があったり、姉妹達のやり取りが元気でコミカルだったり、色んな人のドラマが入り組んでいたり、ずっと高いテンションを保ったまま見ることができたし、カタルシスもしっかりとありました。爆笑だったし、号泣でした。

堀越さん、天才だと思いました。12月の公演も楽しみです。

 

20.夏に死す(劇団桟敷童子)

病院から逃げ出して行方不明になった認知症の父が見つかり、東京から帰ってくる長男(演劇人)というあらすじが、もう既にぐっさり来ます。

重い。とにかく重かった。一人っ子演劇人には重いことしかありませんでした。見ている間ずっと息が詰まって、勝手なことを言う何も知らない長男に腹が立ちました。他のお客さんが笑っていることにイライラするほど重なってしまった。

普通の鑑賞態度ではなかったと思います。ろくな感想が書けません。

長女の必死さが辛かった。長女を救おうとする次女が辛かった。だからこそ養蜂所の人達のおおらかさが心に沁みました。

「ずっとは無理」これは本当だと思います。ずっと一人が背負うのは無理。私はどうするんだろう。

チカちゃん、好きだなぁ。

 

21.天使は瞳を閉じて(虚構の劇団)

鴻上さんの書いた挨拶文を読んで、色んな演出家さん達のことを思い出しました。

人と真剣に向き合っている人は、それだけ傷付く。でもそれだけ魅力的な作品を作ると思います。

見ていて本当に鴻上さんの感覚は若いなと思ったというか、まっすぐさを一切失っていないと思ったというか、とにかく私が持っていない痛々しいほどキラキラしたものを持っていると思いました。

しかし、見ていてきつかった。

現実がどんどんこの戯曲に近づいてきている中で、これから私達はどうやって生きていくのだろうと考えました。

 

22.Knights アーサー王と悲哀の花嫁(LIPS*S)

面白かった。というか、めちゃくちゃ好きなジャンルの舞台でした。もっと早く見ておけばよかった。

Expressでは気になってしまったスピーディーすぎる場面転換がとても生きてて、今後もこういう題材で吉田さん演出の作品を沢山見たいなと思いました。

ファンが多い、というか伝説化してる原作物ってアレンジするのがとても難しいと思います。マンネリならまだいいけど、突飛なことをするとファンが何を言い出すか分からない。

でも、今回の舞台を見て、吉田さんは本当にこの物語を愛して、全ての登場人物を愛して作品を書いたのだなと、そう感じました。

去年初めてリンカネを見たときと同じ感覚。

古典の登場人物達はどうしても自分と遠いものに感じてしまう。しかしKnightsでは彼らが目の前で必死に生きる姿にとても共感できたし、彼らを応援することを通して自分も元気を貰いました。

そして戯曲に命を与える役者さん達の熱量もよかった。芝居自体からはもちろんですが、Realとillusionの役作りの違いからも、本当に必死に考えながらこの作品に取り組んだのだろうということが伝わってきました。

殺陣の構成、衣装、音響、照明、全部良かったです。

ムービングがもっと速く動く奴だったら更にプランに近づいてたのかな。

次回のKnightsもめちゃくちゃ楽しみです。

 

23.きんとと(クロジ)

舞台セットが半端ない。幕が開いた瞬間の衝撃たるや。目の前に本物の娼館がありました。

娼館という特殊な空間の中の張りつめた人間関係が恐ろしかったです。

現代の問題と色々照らし合わせて考え込んでしまいました。

男娼の萩泉が普通に男らしいイケメンなのに違和感があったのですが、この作品の意味を通すためにはそうである必要があったんだろうなと思いました。

彼はどうやって「外に行くことができる」「外でも生きていける」と思うようになったのか気になりました。誰が彼にそれを教えたんだろう。どんな0幕があったんだろう。複数の登場人物について描かれてはいますが、観客から見える「中身」の部分はかなり限られており、想像力を使う舞台でした。
流してしまうと表層的にしか捉えることができず、疑問が残ってしまった。

 

24.イン・ザ・ハイツ

まず、韓国語、難しい。

しかしそれを補って余りある面白さでした。

今話題のミランダ作のミュージカル。ラテン音楽最高。

ラティーノ版RENTと呼ばれているようですが、RENTよりも日本人にとって身近なテーマで共感しやすいかなと思いました。RENTほど格好よくない、もっと泥臭くて矮小な私たちの日常と、そんな日常への愛。それがこのミュージカルでは描かれていたと思います。

Amazonで即CDをポチるぐらい面白かったです。

言葉がしっかり分かる状態で見てみたい。日本人キャスト版、いつか再演してほしい。

 

25.グスコーブドリの伝記(オペラシアターこんにゃく座)

正直、原作を読んだときはあまりピンと来ませんでした。どこが盛り上がるポントなのか分からず、ただただ陰鬱な気分になった記憶しかありませんでした。

しかし、これは面白かった。こんなに面白い本だとは思わなかった。

話の流れ自体は全く変わらないし、オペラなので台詞で補足があるわけでもないのですが、登場人物の心情が染みわたってきて、正に伝記物を読むようにドキドキしながら見ることができました。

独特なオノマトペを上手く使った舞台転換も面白かった。

グスコーブドリ役の佐藤さんの纏う清廉さがとにかく物凄かった。どうやったらあんなオーラが出るのか。

再演があったら絶対に見たいです。

 

26.ウォンチューッ(おなごん!)

浅草パフォーマンスプレイスの劇場企画。

風桶に出演されていた正安寺さんのプロデュースということで、期待して見に行ってきました。

勝手に台詞無しのダンス劇だと思っていたのですが、ミュージカル系でした。台詞がっつりありました。

それはそれは泣きました。

一生懸命商法じゃなくて本気で一生懸命頑張っているのがパフォーマンスから伝わってきたし、その一生懸命さと人から見ると笑い話だけど当人達にとったら必死みたいなストーリーが相まってとても良かったです。

次も見に行きたい。

 

27.オシャレ紳士のカーニバル・ナイト(おしゃれ紳士)

ジャンルとしては何になるんだろう。梅棒がダンスで演劇をする団体なら、こちらはダンスでコントをする集団だろうか。
とにかくネタを繰り出すテンポがおかしい。間というものが存在しません。一曲終わったら次の瞬間別の曲が始まっている。つまり笑っている間に次のネタが始まります。死ぬかと思った。
シュールな笑いと勢いの笑いが好きな方にお勧めしたい。

 

28.キンキーブーツ

何も文句の付けどころがありませんでした。

映画版からして好きでしたが、よりショーの要素が引き立てられていて、その分重さは減っていたけれどミュージカルとしては最高のバランスだったと思います。

曲も最高、衣装も最高、脚本も最高。

スタオベが全く不自然じゃなくて、立たずにはいられませんでした。

来年も来日してほしい。

 

29.□.kakoi-no-soto(コズエヲプロデュース。)

神様と呼ばれた少女のお話。

光と影の使い方、現実か幻か分からない世界観が面白かったです。

こう書くとオシャレ系かな?と思われるかもしれませんが、泥臭かった。とても泥臭くて熱かった。

コズエさんの、儚げなのに力強い芝居が観ていて気持ちいいです。

厳しいけれど優しいお話でした。

 

30.GLOVER(梅棒)

年明けの2作品から小屋のキャパが2倍以上になった本作。

どうなるのかと思いましたが、グローブ座にとても合うスケール感。

今回の客演陣もとても魅力的でした。ミウラ・イオタとディアブロガヤルドのコンビが大好きでした。

脚本的にも演出的にもずるい要素が満載で。「そりゃ面白いよ!」と。

お客さんが舞台上に上げられることはあっても、そのまま訳も分からぬままサスを当てられ、武器を持たされたことがあったでしょうか。掴みが完璧すぎます。

少年とロボットの友情、弱いです。アイアンジャイアントを思い出しました。rayは完全に彼ら二人のための曲だった。

Beautifulでハート形の花弁が降ってくる演出でも号泣でした。

いつか新感線ぐらいのスケールのユニットには絶対なるだろうなと、改めて感じました。

 

31.笑う吸血鬼(月蝕歌劇団)

友人の中村ナツ子さんが出ているかつ気になっている劇団だったので見に行きました。

こういったジャンルは初挑戦だったのですが、ウテナとか好きなのでなじみやすかったです。

テンポがよく、外連味もあり、女優さん達はみんな美人で、語弊がありますが楽しい時間を過ごすことができました。

 

32.海を想う(劇団水中ランナー)

THE 演劇。THE 王道。冒頭の演出で既に泣きそうでした。

描かれる家族の姿がリアルで、でも優しくて、その現実と虚構性の混ざったところから救いを感じることができました。

役者さん達も皆さんとてもよかった。

次の公演も楽しみです。

 

33.ノートルダムの鐘(劇団四季)

久しぶりに劇団四季の本気を見た気がしました。

演出、脚本、音楽が完璧なのはディズニーの力ですが、それを演じ切る役者陣もすごい。

ドパリで足りないと感じていたカタルシスをディズニーアニメ版から補うことで、正に「人間ドラマ」を描いた作品になっていました。

ミュージカルというより、ストレートプレイのような重厚感のある作品。

また見たい。

 

34.RENT

ずっと待ってました。

オリジナルキャストとはだいぶ印象が変わりましたが、レントヘッドの皆さんと一緒にあの空間にいられたことが幸せでした。 

No Day But Todayがもともと一番好きだったのですが、今回生で聞いてSeasons of Loveの良さが分かりました。

いつかエンジェルのような人間になりたい。

 

35.霓裳羽衣(あやめ十八番)

インド神話×贋作女形×大奥×生演奏(楽隊も役者)という盛沢山すぎる作品。芝居ができる楽隊、素晴らしい。

まさに神話を見ているような感覚でした。
最初は控えめで初々しく可愛かったサントーマが復讐に目覚めて変貌するのがすごいよかったと思います(語彙力)。
ストーリー自体は重く終わりの見えない悲劇ですが、重さよりもエネルギー量に圧倒されました。まさに力技。これは男性じゃないとできない芝居です。

衣装と音楽がめちゃくちゃ格好良かったです。

 

36.突風!道玄坂歌合戦(劇団プレステージ×ヨーロッパ企画)

劇団プレステージがどういった団体なのかというのを調べずに行ってしまい、劇場についた瞬間自分の場違い感に震えました。
でも舞台が始まったら別に場違いじゃなかったなと思えました。
言葉のチョイスがすごい。すごい耳に残る。そして歌になるとより残る。
ミュージカルポリスとアンサンブルポリスは本当に無理でした。
OPナンバーの劇が始まるよ♪の歌の中で「たまに始まる前から役者が舞台上にいる」みたいな歌詞があり、それにピンときている人ときていない人が混在する客席の空気、最高でした。
突然始まるピザが焼かれる様子を表すコンテンポラリーダンスとその解説に困惑する客席の空気、最高でした。
でも力技だけじゃない。ちゃんと伏線が生きている。気付いたらウエストサイドストーリーになってる。
ヨーロッパ企画さんの舞台って、支離滅裂なことをやっているのに細部がちゃんとしているからそのギャップが面白くて、今回もそれを存分に味わうことができました。

 

37.モグラ…月夜跡隠し伝…(劇団桟敷童子)

今まで基本的に昭和系の作品しか見たことがなかったので、夏に死すに続き私にとっての桟敷童子新境地でした。

和風ファンタジーな衣装デザインがツボでした。特に月葉ちゃんの頭巾。

親しみが湧いたところで登場人物が容赦なく死んでいくのがつらい。

揺れる舞台もすごかった。しかもその上で立ち回りをするとは。

アフタートークで東さんのお話を色々聞くことができたのが嬉しかったです。
台詞が五七調だとか、民間伝承や昔の映画から影響を受けているとか。
だから聞いていて気持ちいい台詞なのか。つかさんっぽいなと思ったのもそれなのか。

 

今年は37本見ました。どこからこんなに時間を捻出したのか、自分でも分かりません。

2017年も沢山面白い芝居に出会いたい。

 

 

不思議の国のアリス(サムライ・ロック・オーケストラ)

3/5(土)19:00@天王洲 銀河劇場

 

※意見には個人差があります

 

初SRO。衝撃でした。なんでもっと早く存在に気付かなかったんだ。
てか、なんでマッスルミュージカル時代に見ておかなかったんだ。
いわゆる舞台装置はほぼない。台詞もない。
イデアと出演者の技術だけでここまで満足度の高いものが出来上がるとは。
元々ブックミュージカルが好きな人なので、ぶっちゃけ超絶技巧だけ長時間見てると飽きてしまう事が多いんだけど、SROは構成がめちゃくちゃ上手いから全然飽きない。
最後まで「すごい!格好いい!」という気持ちが持続する。
そして、これでもかと言うほど格好いいパフォーマンスが連発された後のダレ場はめちゃくちゃ楽しい。
一流の人たちが本気で作った「ファミリー向け」の舞台って、やっぱりいいなぁと思いました。

乱鶯(劇団☆新感線)

乱鶯(劇団☆新感線)
3/6(日)11:30

※意見には個人差があります

・全くビターではない
そう感じたのは、全ての登場人物が全力で生きてたから。町人っていいなぁ。商売人っていいなぁ。絶対悪を人間らしく描くのって難しいと思ってるんですが、欲を絡ませれば生き生きと描けるんだなと。怒りや悲しみを感じることはあっても、もやもやを感じることはなかった。時代背景もあり、全力で生きた結果なら死も受け入れられると感じた。戦い続けるって格好いい。コメディシーンも嫌みがなくて安心して笑える。今までの新感線に比べると、むしろファミリー向けでは。

・立回りが面白い
やっぱり照明がすごい。とんでもない。あんなオペどうやったらできるんだ。血糊もすごい。でも血が苦手なので冒頭は思わず眉間にしわが寄ってしまった。勝之助の太刀筋がめちゃくちゃな殺陣、めちゃくちゃだからこそ動きが読めない感が出ていて凄かった。


【以下、とてもネタバレ】


十三郎が死ぬことを覚悟してたのに勝之助が死んだのが本当に悲しかった。勝之助の生き方は羨ましい。とても素敵。だからとても悲しかった。でも郎党を皆殺しにしたのは勝之助ってことになってたのは嬉しかったし、小橋様の言葉に救われた。
十三郎がこのまま済むわけないと思ってたら、あのラスト。お客さんに投げる形だったけど、私は「死ぬだろうな」と。生きてほしいと強く祈ってるのに、「死ぬだろうな」という考えがどうも頭を離れない。生きてくれー。


【以下、とても個人的な話】


何度も何度も動画を繰り返し見た『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』。一番好きなキャラクターは速水健作だった。あの優しさとまっすぐさ。今回、山本亨さんが良い役どころで出るということで、とても楽しみにしていた。こういうことを言って、役者さんにとって嬉しいのか嬉しくないのかは分からないけど、なぜか小橋様が成長した速水に少し重なって見えた。山本さんが元々持っている優しさなんだろうか。「ご立派になられましたなぁ」と言いたくなるような、そんな感じ。今度はちゃんと救えたんだなぁ。

OMG(梅棒)

1/16(土) 、1/20(水)、1/22(金)、1/30(土)

新年一発目の観劇。

元々3公演分チケットを取っていたのですが、結局4回見ました。

「クオリティが高い」とか「泣ける」とか、そういう舞台っていっぱいあるけど、そういうのを超えて、例えばどこか気になるポイントがあったとしても、「楽しかった」という気持ちが全てを押し流してしまうような舞台というのが私は好きです。

OMGは正にそういう舞台だったと思います。

前説~フリースローで舞台と客席が一体となり、そのまま息もつけないような勢いで一気に駆け抜け、最後の『Ode to Joy』で最高にハッピーになれる。

カオスだけど、カタルシスがある。

こんなに本気で楽しいと思える舞台は久しぶりでした。

 

以下、役/出演者ごとのメモを。

※当パン掲載順、敬称略

 

ジョン・ストックホルム / 鶴野輝一

フリースローチャレンジで登場した時点でぐっと心を掴まれました。やついさんがアフタートークでおっしゃってましたが、やってることをよくよく考えたら確かにダメ男。でも本編中はついつい応援してしまう。すさまじいキラッキラの主人公オーラでした。

 

マイケル・モーガン / 楢木和也

『LIFE』で見せる切ない表情と力強いダンスに感動。マイケル、いい奴だなぁ……『Bad Day』~『終わりなき夜』の流れも良い。しかし一番印象に残ってるのは、『紅』での真顔です。置いていかれてる感があまりにもリアル。そしてなんだかだ言って乗せられるところが本当にいい奴。最高でした。また体を張る楢木さんが見たい。

 

ラリー・フォード / 天野一輝

ラリーのザ・メガネキャラ感、とても好きでした。『LIFE』で走り出す時のやるせない表情に涙。感情を爆発させるようなキャラじゃないからこそ、滲み出てくるものが心にしみました。あと、鬼。閻魔様をはたいて捌けさせる時の容赦のなさ、笑いました。

 

カール・ファローン / たかりん

とにかく隙が無い。初日に見た時あまりにも隙が無くて、2回目どこかに隙があるんじゃないかと必死に探しましたが、やっぱりありませんでした。ただ素敵なだけでした。指の先まで完全にカール。一つ一つの動きが完璧で、群舞中も目が離せない。ギャングを足止めする時のソロが可愛くて格好良くて最高。バスケ部の中で一番ダンスが好みでした。ラリーとお幸せに。

 

ダコタ・サニング / Sun!!

『Live While We’re Young』で、部員一人一人とアイコンタクトをとる姿になぜか涙が出ました。笑顔も踊り方も元気いっぱいで可愛い。プレゼントが上手くいかずショックを受けてゴリラみたいな歩き方してても可愛い。天使の時の歌声も可愛い。二次元から出てきたという表現がぴったりの美少女。

 

スカーフェイス” / 遠山晶司

最初に振り向いた時のインパクトが半端ない。格好いいのになぜか笑える。今回もエネルギッシュなダンスが印象的でした。でも何よりも印象に残ったのは『紅』の殺陣。完全にコメディシーンなのに殺陣が早い。長物の扱い方がめちゃくちゃ格好いい。だから逆に笑ってしまう。次回公演でもぜひ殺陣を。

 

“The Enforcer”・ナッティ / 飯野高拓

クマに走り寄る時とダコタちゃんに恋しちゃった時の笑顔があまりにも良すぎてそれ以外書けません。本当に、良すぎました。あんなに幸せそうな笑顔を見たことがない。いくらでもクマをあげたい。ダイナミックシートで見てみたかった。

 

“Machine gun”・マクレーン / 五十嵐結也

『Driver’s High』から徐々に愛着が湧き、最終的には舞台上にいるだけで何だか楽しい気分になりました。でも踊るとめちゃくちゃ格好いい。その場をホームに変える力が半端ないと思いました。閻魔様の一挙一動にあんなに拍手が起きるのは、五十嵐さんだからこそだなと。

 

アシュトン・タッチャー / 櫻井竜彦

イロモノだらけの登場人物の中で、びっくりするほど真っ直ぐ。アシュトンを櫻井さんが演じていたからこそ、OMGに一本芯が通ったのではないかと思います。今まで失敗ばっかりだったアシュトンが、最後ばしっとゴールを決めた後に見せる笑顔がめちゃくちゃ良かった。

 

ハナエ・グレース・モリッツ / 田中英恵

アメリカンセクシー美女の押し売りという感じ、大好きです。立ってるだけで面白い。『I want it that way』で階段上るところとか最高に面白い。「Yeah~」の最高に良い笑顔も面白い。『セロリ』のパリピっぷりも面白いしロバートにキレる姿も面白い。しかし、ずっとアニメ的なテンションで行くわけでは無く、ストーリーが進んでいくにつれてドラマが見えてくる。ギャップが素敵。

 

ロバート・イ・ヨーピ / IYO-P

出てきた瞬間、なんだこの格好いい人は!と思いました。電話を取るだけで格好いい。「そのうち裏切りますよ」感丸出しのひょこひょこした適当な捌け方も格好いい。そして何よりもダンスがめちゃくちゃ格好いい。『FAINT』のソロパート、心の中でめちゃくちゃ拍手してました。あとTAROのチケットを取りました。

 

ルーシー・リョー / 池田遼

回を重ねるごとに女性らしさがどんどん増して、30日にはもう女性にしか見えませんでした。動きがめちゃくちゃ柔らかくて綺麗だし表情がめちゃくちゃ可愛い。そして殺陣はどんどんキレがよくなる。『Into Free -Dangan』の蹴りが美しかった。

 

デロリス・ザン・カルティエ / ザンヨウコ

間の取り方が面白すぎる。台詞ないのに台詞が聞こえました。ドラマががっつり見えるからこそ逆に笑ってしまう。すごい。そして衝撃的な黒塗りメイクに対して恐ろしいほど素直で澄んだ歌声。歌謡ショー的な歌い方をしても、変な癖がないから聞きやすい。嫌味にならない。デロリスの優しさが伝わりました。

 

キャシー・ナオミー / 小板奈央美

この毒は一体何だろう。とにかく強烈に美しい。目が離せない。ダンスも顔もスタイルも美しいと思って見てたら歌声も美しくて度肝抜かれました。『Bad Day』で最初にデロリスが倒れた時、いつも強気なキャシーが不安を隠すことができない様子に泣けました。あと顔芸。すごい。

 

ウェンディ・チェリー / 早瀬さくら

『Bad Day』 の時、一生懸命笑ってる姿がとても印象的でした。デロリスのためにも私が笑ってなきゃって思っているように見えて、切なかった。なのに。『紅』での爆発っぷり。回りがあれだけ暴れてるのになぜか一番暴れていた印象が。キャシーが洗濯バサミの紐をもったいつけながら少しずつひっぱってたのに横からブチっといくのが本当に好きでした。ずるい。

 

ダニエル・ヒロムストーン / 工藤広夢

とんでもない化け物が出てきちゃったなと思いました。あのエネルギー量であのクオリティ。すごい。2回目に見た時は歌の時の発音にちょっと変な癖があるなと思ってましたが、3回目には完璧に直ってて、やっぱりただの化け物だったなと思いました。本家10回ぐらい見てるけど、30日の『終わりなき夜』が一番泣けた。

 

ヒコティック・ヒコノヒー / ひこひこ

初日の客入れパフォーマンスが始まったとき、「客演さん一人で放り出すの!?」とびっくりしたのですが、全くもって無駄なびっくりでした。客席との距離の詰め方の上手さたるや。フリースローが全然決まらず客席の空気が怪しくなってきた時、あそこまで完璧に立て直したのは感動。あと『紅』の最後、吸い込まれるマイムが圧倒的にプロで面白かったです。

 

裏方さん表方さんを含めて、良い座組なんだろうなというのが見ているだけで伝わってきました。 うーん。もう一回見たい。こんなに短い期間でこんなに同じ作品を見たのは初めてでしたが、それでももう一回見たい。新年早々こんなに楽しい作品に出合えるとは。10月のグローブ座は同僚とかういっぱい連れていきたいと思いました。

2015年まとめ

※劇場で見たもの

 

1.劇団四季FESTIVAL~扉の向こうへ~(劇団四季)

これは結局ソンダンシリーズなのだろうか。サーカスで死ぬほど笑った。客いじり好きです。味方さんのアンダー・ザ・シーも楽しかった。セバスチャンやってみてほしい。DGで泣きWICをまた見たくなる。ヴォルツオブヘブンがやっぱり好き。

 

2.クレイジー・フォー・ユー劇団四季

中学生ぶり?ぐらい?最高にハッピーなミュージカルの名は伊達じゃない。ガーシュウィンの曲も最高。ストローマンの振り付けも最高。酒場の銃撃シーンは完全に忘れてたのでびびった。今も昔もパッツィーとピートが好き。テスも好き。ポリーこわい。オチがいい。

 

3.TOKYOHEAD〜トウキョウヘッド〜 (ヨーロッパ企画

格ゲーマー達の実話を基にした芝居。中学時代は音ゲーのためにゲーセンに入り浸っており、大学時代は格ゲーマーの彼氏の付き添いでゲーセンに入り浸っていたので、「こういう奴いるいるwwwwwww」の嵐。大画面で実際に役者が格ゲーやるが面白い。すごい発想。うらやましい。ノンスタ石田さんが芝居をやるとは知らなかったので、最後までノンスタ石田さんだと気づかず。似てる人だなと思ってた。役者さんのバランスがよかった。とにかく笑った。

 

4.ジーザス・クライスト=スーパースター(劇団四季)

相変わらず神永さんのジーザスは美しい。しかし、今までよりも静かな王度合は低めだった気がする。わりと分かりやすい可哀相な若者になってた気がする。ひたすらに自分のことでいっぱいいっぱいで耐えつつも時々イライラを爆発させてしまう前回のジーザスの方が私は共感できた。観月マリアは相変わらず美しく、山本マリアは可愛かった。芝ユダと佐久間シモンが爆発してた。高井カヤパもちょっと爆発してた気がする。安定の司祭s。 北澤ヘロデ怖すぎ。

 

5.アラジン(劇団四季)

照明と振り付けが最高。あと追加曲が全体的に元の曲より好き。あまりの劇団四季っぽくなさに驚いた。これは役者が慣れれば慣れるほど面白くなりそうな予感。ミュージカル興味なかった人もこれなら連れていける感ある。悪友三人組がいい。一番好きなシーンはハイアドベンチャー。小劇場かよ。

 

6.クロス ジンジャー ハリケーン(梅棒)

梅さんのしなやかさ、プライスレス。大学からダンスを始めたとは思えない。少女漫画のような甘酸っぱさと、少年漫画のようなアホっぽさが同居した奇跡の演目。内輪感の無い学園祭って感じで楽しかった。愛があれば大丈夫、やっぱりいい。

 

7.人間になりたがった猫(劇団四季

なぜか見るタイミングを逃し続けていた本作。ニコ動で10回以上は見た。DVDも買ったけど、ニコ動のキャストさんがいいんだ。今回は分部さんもデビューということで、わっくわくで市川へ。翌日も仕事なのに。いや、よかった。完成度が高いというよりは、とにかく真っすぐで、羽のように軽くて、素敵なライオネルだった。五所さんのジリアンも人形のように可愛かった。そしてやっぱり私の目標は、タドベリ先生のような大人になること。

 

8.PIPPIN(キョードー東京)

シュワルツの曲聞きたさに参戦。自分探しというテーマはノットフォーミーなんだけど、とにかく格好良かったしクライマックスでは泣いた。キャサリンを選んでくれてありがとう。モーニング・グロウが好き。あんな壮大な曲を何も成し遂げてない場面で歌うという演出に鳥肌が立った。

 

9.サウンド・オブ・ミュージック(劇団四季)

前見たより10倍ぐらい面白かった。 笑えるはずの場面でちゃんと笑えた。平田さんのマリアが少年のような声とショートヘアーが相まってチャーミング。 深水さんのトラップ大佐も優しそうでよかった。ときめいた。年取ったからかもしれない。

 

10.両国コメディーナイト(にじゅうまる企画)

こういったイベントは初参戦。細かい感想はこちら。

 

11.李香蘭(浅利演出事務所)

大学の時にDVDで見て、「苦手だな」と思った。政治的主張や、「何が正しいことなのか」ということにばかり考えが行ってしまい、まともに見ることができなかった。でも、生で見てみたら全く違った。舞台って「何が正しいことなのか」を考える場所じゃない。それを超えた一人ひとりの気持ちを感じる場所だと思う。それがきちんと伝わってきた。野村さん、声は出なくなってきてるけれど、とても美しい何も知らないお嬢さんだった。

 

12.戦争で死ねなかったお父さんのために(北区AKTシアター)

みなさんいい声。そしてやはりつかさんの書く人間は可愛い。初期作品ゆえの粗削りっぷりがいい。でも女性が出てくる脚本の方が好きかな。最後の台詞が突き刺さった。なぜか上海が流れ、モンテカルロを思い出す。

 

13.エルコスの祈り(劇団四季

美術がすごい。自由劇場に奥行を感じた。出だしの子ども達がユートピア学園に送られた理由を語るところから最後まで割と泣いてた。最後エルコスが名言botみたいになるのが若干気になるけど泣く。あれだけ人間みたいなのに、最後消えるときになって自分は機械だから大丈夫って言うのが切ない。川島セールスマン、営業の鑑って感じ。

 

14.熱海殺人事件ホリプロ

ぼーっとしてたら前売りを逃した。泣く泣く千秋楽の当日券に並ぶ。先着順にくじを引き、13番までは順番に券が買えるとのこと。えいやっと引いたらまさかの1番。6列目センターブロックを購入。実は今までオリジナル版よりもモンテカルロや売春捜査官の方が好きだったのだが、これを見てやっと分かった。切ない。あの卑屈になってしまう感じも、卑屈な奴にイライラする感じも、身に覚えがある。私は「あの頃」を知らないけれど、「あの頃」を感じた。

 

15.RE-INCARNATION ~RE-SOLVE ~ ( Office ENDLESS )

初リンカネ参戦。殺陣メインと聞いていたけど、とても骨太で素晴らしい三国志でした。伏線がお見事。「うわ!そこに繋がるんだ!」の連続で、しかもそれがただのびっくり設定じゃなくてドラマになってる。三国志の世界をしっかりと使いこなしたうえで、ここまで自由に動かすことができているのは、本当にすごい。すごいよこれ。凱旋公演あるから、三国志好きな方は見に行ったらいいと思います。

 

2015年は15演目でした。

面白い作品ばっかりで楽しい年でした。